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2016年6月26日 (日曜日)

sasanoji.radio Awards 2015 【Best Female Artist】編

2015年を振り返るsasanoji.radio Awards 2015、今回は『Best Female Artist』部門です。
選んだ候補は以下の6名。


http://youtu.be/IS_RkpICIO0
http://youtu.be/Wq_Icepduzw
http://youtu.be/x-uMmuCt3c4
http://youtu.be/YB_cmnJhD4w
http://youtu.be/dl1mQE23_Uk
http://youtu.be/9dA0p6lAJC8

* * * * * *

岑寧兒Yoyo Sham『Here』(1月,禾廣)
2015
1984年生まれ、香港の出身。 お父さんは俳優兼監督の岑建勳です。 2005年、カナダ留学から戻った彼女は名プロデューサー・李宗盛との出会いをキッカケに本格的に音楽の道に進み、彼の下で裏方として働きながら多くの薫陶を受けました。 2008年頃から台湾のクリエイターズサイト・StreetVoice上で楽曲を発表し始め、これが耳の肥えた音楽ファンの間で評判に。 2010年、コーラス隊の1人として参加した陳奕迅『DUO演唱會』で魅せたソロパフォーマンスが話題を呼び、彼女の存在は一気に知られることとなりました。 2011年からは活動の拠点を台湾に移し2枚のEP作品…『4-6 pm』(2011年)と『2/2』(2012年)をリリース。 2014年7月には日本初ライブを行ない好評を博しています。 待望の1stアルバムとなる本作『Here』には、これまで彼女が歩んできた軌跡とも言える全14曲を収録。 今回の金曲奬ではなぜか新人部門でノミネートされていますが、入れるなら絶対コッチですよねー^^。

彭佳慧Julia Peng『大齡女子』(6月,金牌大風)
2015
1972年生まれ、現在44歳。 深みのある低音からパワフルな高音まで幅広い音域をパーフェクトに歌い上げることから『鐵肺歌后』の冠を持つ実力派女性シンガーです。 CDデビューは1996年。 これまでにベスト盤など企画モノを含め20作も出しているベテランですが、レコード会社との契約満了や結婚(2006年)、2度の出産(2007年と2011年)などもあって、ここしばらくは表舞台から遠ざかっていました。 2013年、大陸の歌唱コンテスト番組『我是歌手』に出場する機会を得た彭佳慧は、そこで以前と変わらぬ見事な歌声を披露し健在ぶりをアピール。 同年、自身の音楽事務所・風流女生工作室を起ち上げるとともに、メジャーレーベル・金牌大風と契約。 2009年の『因為…女人說』以来5年半ぶりとなるオリジナルアルバム『大齡女子』をリリースしました。 妻となり、母となり、様々な人生経験を積み年齢を重ねた今の彼女だからこそ味わい深い10曲、大人の女性たちに贈る応援歌です。

溫嵐Landy Wen『愛上自己』(9月,禾廣)
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1979年生まれ、原住民族・泰雅タイヤル族の出身。 18歳のとき出場した新人発掘番組『超級新人王』で吳宗憲に見出され、阿爾發唱片Alfa Musicと契約。 1999年、1stアルバム『第六感』で本格デビューしました(…周杰倫もこの番組で一緒に発掘された新人の1人で、溫嵐が阿爾發唱片時代にリリースした5枚のアルバムにも多数楽曲を提供している)。 野性的な美貌と豊麗な肢体、そして情熱的な歌唱から『性感舞后』、或いは『狂野歌姬』とも呼ばれている、人気と実力を兼ね備えたベテラン女性シンガーです。 溫嵐は2009年に『Dancing Queen』をリリースした後、日本統治時代の台湾で発生した原住民族・賽德克セデック族による大規模な抗日暴動『霧社事件』を描いた超大作映画『賽德克・巴萊』(2011年)に出演、主人公の娘という重要な役を演じました。 それが良い経験となったのでしょうか、以降リリースした3作品での彼女は、より自信と風格が増して見える気がしますね。

曹方Icy Cao『流浪癖』(10月,avex)
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1982年生まれ、中国大陸・雲南省最南端、傣タイ族の民族自治州・西雙版納シーサンパンナ出身の実力派女性シンガーソングライターです(…アナログカメラ・LOMOの愛好家でもある)。 楽曲創作を始めたのは中学生の頃。 西南民族學院(…現・西南民族大學)に在学中だった2001年、北京で行なわれた大学生対象の創作歌唱コンテストに出場して優秀な成績を収め、そのとき審査員を務めていた大物音楽家・小柯に見出されました。 2002年、彼女は大学を休学して北京に居を移し、小柯の事務所で録音助手や楽曲提供者として働きながら、翌2003年に1stアルバム『黑色香水』をリリース(…印刷会社の誤植でジャケットや歌詞本の名前が『曹芳』になっている^^;)。 その後はいくつかのEP作品を挟みながら、2005年に2nd『遇見我』、2009年に3rd『哼一首歌 等日落』をリリースし、いずれも業界から高く評価されています。 こんなアーティストもいるんですねー。 中国大陸恐るべし…。

小霞XiaoXia『小霞』(12月,SONY MUSIC)
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長いキャリアを感じさせるソウルフルなボーカル…。 『小霞』が何者なのか、CDにもメーカーの紹介文にも一切書かれていません。 僕は最初パブシンガー出身の新人かと思っていたのですが、明かされた答えは想像の遥か上を行っていました。 彼女の本名は黃曉霞。 1968年生まれ、中国大陸・重慶の出身。 かつて『北の那英、南の綺珊』と讃えられた有名歌手・黃綺珊こそが、この『小霞』の正体です。 80年代半ばに歌手活動を開始し、その後20年に渡ってアジア圏を代表する歌姫として活躍していました。 1991年から5年間ほど台湾の音楽家・塗惠源と結婚していた時期があり、台湾でもアルバムをリリースしています。 長く音楽シーンから離れていましたが、2013年に出場した大陸の番組『我是歌手』で第4位に入賞しブレイク(…第5位は彭佳慧)。 李宗盛の仲介でSONY MUSICと契約し、幼少時の愛称『小霞』名義で今回の再デビューとなりました。 SONYよ、これで『新勢力』とか反則だろ^^;。

蘇運瑩Sue『冥明』(12月,SONY MUSIC)
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『彗星の如く…』とはよく使われる慣用句ですが、本当にこの人にこそ相応しいと思う。 2014年、確かに彼女の姿はそこになかった。 それが2015年、まるで無邪気な歌の神様が天上から落っこちてきたかのように、突然僕らの目の前に姿を現した…。 1991年生まれ、大陸南方・海南島に多く住む少数民族・黎リー族の出身。 北京現代音樂學院卒。 蘇運瑩は2015年1月、大陸の人気歌唱コンテスト番組『中國好歌曲(第二季)』第1期に出場し、そこで初めて自作曲『野子』を披露しました。 今までに聴いたことのない目まぐるしく変化する心地よいメロディと快感を呼ぶボーカルに、おそらく審査員を含め観ていたすべての人が衝撃を受けたのではないでしょうか。 YouTubeにUPされたそのときの映像を観ながら、僕もあの場にいて同じ感動を共有したかったと、素直に思いました。 決勝戦での田馥甄Hebeとのデュエットも必聴です。 僕は彼女を、アジアのKate Bushと呼ぶことにしました^^。

* * * * * *

以上がsasanoji.radio Awards 2015、『Best Female Artist』部門の候補6名でした。
この部門の上限枠数6、自分で決めておきながら今回ほど恨めしく思ったことはありません。 2015年度の女性アーティストは本当に充実していて、なんとか8候補にまでは絞り込んだのですが、その後がもうダメ…。 何度聴き比べても、どれも甲乙つけがたい。 今回だけ特別に枠数を増やすことも考えたのですが、遊びで始めたとはいえ、それをやったらまず自分がつまらなかろうと…。 で、最終的に唐寧黃小琥の2名に外れてもらいました。 理由は…強いて挙げるなら、唐寧はもう少し派手さがあってもよかったかも…。 大御所・黃小琥は、安定し過ぎかな…とか、もう理由にもなっていない。 すみません^^;。 いちおう用意しておいた唐寧の紹介文、ボツにするのもアレなので下に入れておきます。 気になった方、ぜひ聴いてみて。 本当に味わい深い良い作品ですので。

唐寧Tang Ning『凡花』(6月,亞神唱片)
2015
唐寧Tang Ningは中国大陸・四川省の出身。 四川音樂學院卒の新進女性アーティストです。 『唐寧』だけで検索すると高確率で香港の女優・唐寧Leila Kongのほうが出てきますのでご注意を^^。 生年は不明ですが、2013年にPK戦の選手として出場した台湾のオーディション番組『華人星光大道3』の映像では当時『26歳』とあったので、おそらくは1987年生まれの現在29歳…ではないでしょうか。 『絕對唱響』、『快樂女聲』、『我愛記歌詞』など大陸のオーディション番組で優秀な成績を収め、2012年に渡台。 女優としてドラマや演劇に出演したり、主題歌や挿入歌の作詞作曲もいくつか手掛けています。 2013年に結婚した台湾人アーティスト・陳柏全と、昨年、自身のミュージカル劇団『凡花劇團』を設立。 本作『凡花』にはその劇団メンバーたちもコーラスや演奏で参加しています。 収録されている10曲はすべて彼女のオリジナル。 要注目の女性シンガーソングライターです。

ほか、最後まで枠を争った面子を挙げておくと、前作から5年3ヶ月ぶりに新作をリリースした音樂詩人・雷光夏、近ごろ庾澄慶との関係が話題となっている大陸出身の新進女性シンガー・吳莫愁、かつては『粉紅坦克(Pink Tank)』とも呼ばれていたマレーシア出身の新生代Diva・符瓊音、この3名は本当に外し難かった。 とくに符瓊音は3曲入りのEP作品ということで候補外としましたが、もしもフルアルバムでこのクオリティだったなら間違いなく入れていましたね。 それくらい素晴らしい出来でした。

では金曲奬候補のほうをチェック…と。
小霞、蘇運瑩、彭佳慧の3名が入っていますね^^。 あ、ここに許哲珮がいました! これは嬉しいな。 そしてAMITと蔡健雅はやっぱり外せませんか…。 イベント的にこの2人は入れなきゃダメ、みたいなお約束でもあるんですかね^^;。
というわけで金曲奬予想は、本命が彭佳慧、対抗が小霞、単穴を蘇運瑩としておきます。 彭佳慧にはぜひ獲ってもらいたい! 第8屆で新人賞を受賞して以来金曲奬とはホントに縁が薄いので…。

あれっ? 金曲奬、昨日だったのかあ~!!
彭佳慧、おめでと~!!

* * * * * *

ガス欠寸前です…。
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