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2013年6月 3日 (月曜日)

毎日できる恩返し、それは『台湾』をよく知ろうとすること。

昨日午後2時43分(台湾時間午後1時43分)、台湾中部南投県でマグニチュード6.3の大きな地震(…最大震度6)が発生し、震源に近い南投県や嘉義県では落石などにより2名が死亡、土砂崩れで1名が行方不明になっているほか、20名以上の重軽傷者が出ている模様。 揺れは広い地域で観測され、台北や高雄でも震度3を記録した。 台湾中部を震源とするM6クラスの地震は今年3月にも発生しており、死者1名、100名以上の負傷者を出している。※震度は台湾基準であり日本とは異なる。
また、死者2400名以上、負傷者1万1000名以上を出した1999年の921大地震では、当時日本の救助隊がどこよりも早く災害現場に入って救助活動を行なった。 2011年の東日本大震災時、台湾からは200億円超という莫大な義捐金が寄せられたが、921大地震や八八水害(2009年)での日本の支援を忘れていないという台湾人の声が多く聞かれた。

この地域ではこれまでにもたびたび大きな地震が発生しています。
余震を含め、これ以上被害が拡大しないことを祈ります。

* * * * * *

さて、この地震発生直後から大量に流れてきたのが、下のようなツイートやRTである。

今度は日本が恩返しする番だ。
募金ぐらいしかできないけど恩返ししないとな。
3.11に大変お世話になった台湾へ恩返しをしよう。
日本の地震の時の恩人ですからね。何かあったら…恩返ししないと。
東北大地震の時に応援してくれた台湾には今こそ恩返ししたい。
今度はわたしたちが恩返しです。
総理、今こそ日本国として3.11の恩返しをして下さい。
日本もすごい助けてもらったから台湾に恩返ししなきゃ!
今こそ東日本大震災の恩返しを。
日本政府は恩返しの時だ。
少しでも恩返ししたいな。台湾加油!
恩返しするなら今でしょ。

…などなど。

3月の地震のときも同様だったが、やたら目立つのが『今度は』、『今こそ』といったフレーズ…。
僕はこういったツイートを見るたび、違和感でいっぱいになる。
恥ずかしさと申し訳なさで目を伏せたくなる。

今度は?
今こそ?
じゃあ今まで何してたの? 恩返ししてなかったわけ?
災害が起こらないと台湾には恩返しも出来ないの?
恩返しって『カネ』? 物質的なもののみが恩返し?

被害は海外からの支援・義捐金を必要とする規模か、中華民国政府からそういった発表がなされているのか、何もわかっていない段階で『それっ、今だ!』と言わんばかりに『地震』、『恩返し』、『募金』とつなげて大騒ぎする短絡的思考…。
心配するのはいい、個人的に募金するのもいいだろう。
しかし、コレは逆に台湾の皆さんに失礼過ぎないか?

こんな気持ちが次から次へと湧いてきて…
本当に胸がムカムカした。

台湾の大きさは九州と同じくらい。
人口は約2300万人(…でもコンビニの数は約1万軒)。
サラリーマンの平均月収は約5万元(NT$)というから、現在のレートで換算すると約17万円。
その台湾から200億円以上もの義捐金が寄せられて驚くのは理解出来る。
そしておそらくそこに焦りのような気持ちがあるだろうことも。

恩知らずと思われたくない。
ここまでしてくれた台湾の人たちの気持ちに早く応えなきゃ。
倍返しくらいは当然。
目に見える形で恩返ししたい、台湾以上の規模で。

僕はひねくれ者だから、どうしても彼らのツイートをナナメやウラから見てしまう。

台湾の方たちが921大地震や八八水害に対する日本の支援に感謝してくれていることは間違いない。 東日本大震災時、たしかにそういった声がたくさん聞こえていた。 素直に嬉しい。 ただ、最も強く心に残ったのは、『他人事ではない』を意味する『感同身受』、或いは『人飢己飢,人溺己溺』という言葉だった。 台湾の皆さんは日本で起こったあの災厄を、まさに我が身、我が家族に起こったこととして考えてくれている。 彼らが寄せてくれたのは『物』ではなく、湧き上がった『心』なのだということを、あの言葉から強く感じた。

彼らへの恩返しは、『心』のほうがいい。

* * * * * *

『心の恩返し』なら、キッカケがなくともいつでも出来る。

それは、『台湾』を知る、ということ。

日本や中国というアジアのビッグネームに挟まれた国・台湾は世界的に見ても大きな注目を浴びる機会に恵まれておらず、また一般の人々にとっても馴染みのある存在とは言えない。 欧米などに旅行に行って、『Thailand?』と聞き返された経験を持つ台湾人も少なくないそうだ。 彼らの気持ちになってみれば、それはとても切ない…。
台湾はこれまで、西洋人、中国人、日本人などの外来勢力による支配を絶えず受け続けてきた。 戦後も長く中国国民党の独裁体制下にあった。 その所為もあるのだろうか、台湾人の中には南国的な大らかさとともに何か運命的な諦観とでもいうようなものが根付いてしまっていると感じる。

『タイ』じゃなくて『台湾』なんだけど…しょうがないかぁ、というような…。

しかし先日、前田敦子さんが台湾と香港を勘違いしているっぽいという話が向こうでもニュースになったように、本当は台湾の人たちだって間違ってほしくないと思っている。 台湾は台湾だ。 音楽、芸能、歴史、文化、スポーツ、観光、食べもの、政治、経済、なんでもいい、どんな形でもいい、日本人に、世界の人たちに知ってほしいと…。

* * * * * *

2011年5月、僕は台湾の新聞にお礼広告を出す『謝謝台湾計画』にほんの僅かだが出資をした。 この企画には結構批判も多かったが、僕は迷うことなく参加した。 台湾に行けない中で少しでも直接的にお礼を言いたい、今後おそらく日本は恩知らずな行為を台湾にするだろう、でも国民の心は違うということを目に見える形で残しておきたいという気持ちが自分の中に強くあったからだ。 だから愚かと言われようが間違ったことをしたなどとは微塵も思っていない。
そして何か個人でも気軽に出来る恩返しはないかと考えて始めたのが、台湾のポップスや話題を積極的に取り上げるこのブログだった。 残念ながら未だ個人的な備忘録状態ではあるけれど…。

僕は『台湾』を知ることこそ彼らに最も喜んでもらえる『恩返し』なのではないか…と思っている。

* * * * * *

ガス欠寸前です…。
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