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2012年11月21日 (水曜日)

女孩與機器人、2ndアルバムのテーマは『平行宇宙』。

女孩與機器人(ニューハイユゥジーチーレン)『平行宇宙』(2012)

Photo

11月30日リリース予定。 2008年に女性ヴォーカル・Riin(林怡君)、レコーディングエンジニア・Jungle(戴建宇)、キーボード奏者・蛋(蘇玠亘)の3名によって結成されたエレクトロポップバンド、2012年第23屆金曲獎・最優秀新人賞候補、女孩與機器人(The Girl and The Robots)の2枚組2ndアルバムです。 今年8月のEP『Summer Dance』からは3ヶ月、アルバムとしては2011年1月の『Miss November』以来1年10ヶ月ぶりにリリースされる新作です。

アルバムタイトルナンバー『平行宇宙』。

http://youtu.be/DFzjgo6aHTw

今作のテーマは平行(並行)宇宙、パラレルワールドです。
数年前、たまたま英BBC制作の科学ドキュメンタリー『Parallel Worlds, Parallel Lives』(2007年)を見たRiinは、これに大きな影響を受けました。 その世界観を表現するために彼らはオリジナルナンバー13曲を収録したCD1『平行宇宙』と、リミックスバージョン9曲を収録したCD2『電遊時空』をセットにするというユニークな方法を取っています。

『超過』、『單人探戈』、『在花園中』。
  
http://youtu.be/ACk8-gxaBi0
http://youtu.be/fdlQuuHw85s
http://youtu.be/HR498tf6OY4

『Parallel Worlds, Parallel Lives』は、シュレーディンガーの猫の解釈の一つ『エヴェレットの多世界解釈』の提唱者で、かつてはマッドサイエンティストとも呼ばれたアメリカの物理学者・Hugh Everett Ⅲ(1930-1982年)の足跡を、彼の息子…ロックバンドEelsのヴォーカル・E(Mark Oliver Everett)が辿ったドキュメンタリー番組です。
Hugh Everettは1982年に心筋梗塞で亡くなりました。 遺体は当時19歳だった息子のEが発見しています。 Eにとって父Hugh Everettは常に並行世界で思索しているような、よくわからない存在だったそうです。 19年間同じ屋根の下で暮らしてはいましたが、父親は研究のことは一切語らず、Eも父親の仕事については何も知りませんでした。 姉のElizabethは長く精神病を患ったのち、『ダディに会うために正しき並行宇宙に行く』と書き残し、1996年自ら命を絶ちました。 母親もその2年後にガンで他界しています。
この番組は『エヴェレットの多世界解釈』提唱50周年記念として制作されました。 科学ドキュメンタリーであると同時に、家族の中で一人残ったEが、自分の知らない世界にいる父Hugh Everettを発見する旅の記録、並行して存在する生死を描いた作品でもあります。

Riinはこの『平行(並行)宇宙』という世界観に深く魅了されたようです。
おそらく物理学、量子力学というより、命、運命、存在理由といった哲学や神学に通ずる精神的な部分に惹かれたのではないでしょうか。 彼女もまた、世界の終末に想いを馳せたアーティストの一人です。

『魚』。 右はDJ MykalとPilot Kによるリミックスバージョン。
 
http://youtu.be/2C7pXJ63s_M
http://youtu.be/T9UpOqodML0

参加アーティストは、DJ Mykalこと林哲儀、董事長樂團のミキシングや歐陽菲菲のコンサートDJを務めたことでも知られるPilot K(佰樂K)、Fuji RockやSummer Sonicにも出演したガールズメインのエレクトロパンクバンド・Go Chic、糯米糰樂團(Sticky Rice)の元ドラマー・洪峙立、中国系カナダ人Shaw-Han Liemのワンマンプロジェクト・I am Robot and Proud、自然捲の奇哥、先日ニューアルバムをリリースした台湾テクノの先駆・李雨寰DMDM、世外桃源『浮光掠影』にも参加している沙羅曼蛇(Salamander)、個性派女性シンガーソングライター・黃小楨、1976樂團の阿凱、そして日本からは人気DJユニット・Dexpistolsと、m-floのVerbalが設立したプロジェクト『KOZM』所属の新鋭・スグルヤマモト(…日本人ではありません^^)という豪華な顔ぶれ。 CD1には回聲樂團(Echo)のヴォーカル・吳柏蒼をフィーチャーした曲『沉默』も収録されています。
今年3月、1stアルバム『Miss November』をピックアップしたときに、どうやら新作リリースに向けて本格的に稼働したようだ…と書きました^^;。 8月にEP『Summer Dance』が出たときは、まさか今年はこれで終わり?…と、ちょっと心配したのですが、無事リリースされるようでよかったです。 出てきたリストを見れば、これは時間掛かるわ~と納得の内容ですよね。

『Miss November』では『My Boy』や『兩吋半舞曲』、『Spinning Around』など、甘くポップな面を意識的に押し出していましたが、今作はどうでしょう。 科学をテーマとしているだけあって、YouTubeにUPされているPVからはクールな雰囲気が漂ってきます。 僕は甘いのよりこっちのほうが好きかな~^^。
レーベルは亞神唱片(Asia Muse)。 今のところ予約を受け付けているショップは博客來だけのようです。 限定販売なのでしょうか…? 値段は2枚組にもかかわらず398台湾元(約1100円)と良心的です。 女孩與機器人は今年度、行政院新聞局(現・文化部影視及流行音樂產業局)から旗艦型流行音楽製作補助対象、バンドアルバム製作補助対象に選ばれていて、合わせて680萬元(約1800万円)の資金援助を受けています。

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