【台湾ポップス】TW-POP bot

« 【Track.1】 『華流』? 否、『台流』と呼べ!! (intro) | トップページ | 【Track.3】 台流を阻むもの »

2012年8月20日 (月曜日)

【Track.2】 台湾ブームの兆し…未だ見えず

2011年3月11日、東日本大震災が発生しました。
日本は台湾から莫大な支援をいただきながら、政府もメディアもなかなかその事実を国民に伝えようとはしませんでした。
幸いこれらの情報はいち早くネットを通じて拡散し、台湾という友好国がすぐ傍にあることを知った多くの日本人が心強く思い、今まで台湾を知らなかった人たちも興味を持って話題にするようになりました。

僕は近い将来『台流ブーム』が来ると、そのときは予感したのです…。

でも、実際はどうかというと…

たしかに、台湾の存在そのものへの意識は高まりましたが、台湾の音楽を聴いてみたいとか、台湾の歴史や文化を深く知りたいといったブームにつながるような積極的な声が、一向に聞こえてこないのです。 昨年後半ググッと上昇したかに思えた熱量も、今はまた平静に戻ってしまっているように、僕は感じます。
日本のメディアは韓流推しをする一方で、台湾については徹底して無関心を貫き通しました。 当の台湾自身も、日本への『台流』の輸出に積極的ではありませんでした。 メディアの支持が得られない以上、そこに手を出すのはリスクが大きすぎる。 こうなってしまうのも無理からぬ話です。

* * * * * *

ただ、そんな台湾にも変化は起きています。
これまで音楽や映画等の文化関連業務に携わってきた行政機関『行政院新聞局』が、今年5月に行われた中央政府の組織改編によって閉局となり、上部機関として新たに『文化部』が発足したのです。 これら文化関連業務を引き継いだ『文化部影視及流行音樂產業局』の初代局長・朱文清氏は挨拶の中で、独自コンテンツの充実と『台流』の情報発信力強化を表明。 国際市場で『韓流』ならぬ『台流』の旋風を巻き起こせるよう努力する、と述べています。 この積極姿勢への転換は、やはり韓流の影響を多分に意識した表れなのでしょう。

台湾の韓流ブームは日本よりも早くに始まりました。 台湾では2000年頃から韓国ドラマが放映され始め、2001年に大手TV局の国語吹き替え版ドラマが大ヒットしたのをきっかけに、各ケーブルTV局もそれに追随。 レコード会社も韓国人歌手の作品を売り出すなどしたことから、『韓流(ハンリュウ)』と呼ばれるブームとなりました。
ちなみに、日本でブームの先駆けとなる『冬のソナタ』が初放映されたのは2003年のことです。 『ハンリュウ』という中国語式の名称は台湾由来だったのですね。
その後台湾のTV局は…日本も同様の道を辿ることになりますが韓流まみれとなり、ついに昨年8月、通信・放送事業を監督する独立行政機構『國家通訊傳播委員會(NCC)』が、あまりにも長い時間(…ほぼ100%!)放送しているいくつかのチャンネルに対して、海外ドラマの割合を80%以下に制限する通達を出す事態に至っています(放送免許取り消し等の罰則規定あり)。

今回、影視及流行音樂產業局の初代局長に就任した朱文清氏は、日本に於ける大使館に相当する台湾の窓口機関『台北駐日経済文化代表処』の広報部長や顧問を歴任した日本ツウで、今後関連業界との交流や提携の促進が期待されています。 しかしながら、日本メディアの協力が得られないとすると…それもなかなか難しい道のりに思えます。

* * * * * *

関連記事
1週間に378時間。 (2011年8月9日)
金曲奬、行政院新聞局主催は今年が最後。 (2012年5月27日)

« 【Track.1】 『華流』? 否、『台流』と呼べ!! (intro) | トップページ | 【Track.3】 台流を阻むもの »

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

« 【Track.1】 『華流』? 否、『台流』と呼べ!! (intro) | トップページ | 【Track.3】 台流を阻むもの »

C-POPブログ、いっぱい。

通貨コンバーター

無料ブログはココログ