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2012年5月18日 (金曜日)

第23屆金曲獎・最優秀国語アルバム賞 -ノミネート編-

第23屆金曲獎最佳國語專輯獎

昨年のアルバム賞、僕は洪敬堯(ホン・ジンヤオ)がプロデュースしたコンピレーションアルバム『戀花』を推したのですが、周杰倫(ジェイ・チョウ)の『超人不會飛』に敗れてしまいました。 でも僕は今でも『戀花』のほうがアルバム賞に相応しかったんじゃないかなー、と思っているのです~^^;。

『戀花』は洪敬堯のお父さん…2010年2月に他界した台湾歌謡のキング・洪一峰(ホン・イーフォン)をトリビュートしたコンピレーションアルバムで、洪敬堯自身が歌っているのはもちろん、当の金曲奬にノミネートされていた周杰倫や王力宏(ワン・リーホン)、林俊傑(リン・ジュンジエ)、S.H.E、江蕙(ジャン・フイ)のほか、周華健(エミール・チョウ)、伍思凱(スカイ・ウー)、五月天(メイデイ)の阿信、盧廣仲(ルー・グァンチョン)も参加しているという超豪華作品なのです。 反則技満載みたいなアルバムかもしれませんが、ここでノミネートされている以上それも評価していいポイントだったと思うんですよね~。 今回も含め金曲奬の審査員たち、なんか周杰倫に怯えているように見えてしまって仕方がないのですけど…^^;。

さて、今回ノミネートされたのは…
五月天(メイデイ)『第二人生』(相信音樂)
林宥嘉(ヨガ・リン)『美妙生活』(華研國際音樂)
田馥甄(ティエン・フージェン)『MY LOVE』(華研國際音樂)
魏如萱(Waa)『不允許哭泣的場合』(亞神音樂娛樂)
蔡健雅(ターニャ・チュア)『說到愛』(亞神音樂娛樂)
大支(Dog-G)『人』(禾廣/人人有功練) …の5作品です。

 
http://youtu.be/RTUwaCImChM
http://youtu.be/fWOKZuZ4X7o

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五月天(メイデイ)が出してしまいましたねー、アルバムを。 彼らが出てくるともう、しょうがないかぁ~とあきらめモードになってしまうのはなぜなのでしょう…^^;。 今回五月天はこのアルバム賞のほか、6部門にノミネートをされています。
楽曲提供、プロデュース、映画への出演など、昨年もあらゆる場面で楽しませてくれましたが、スタジオ録音のオリジナルアルバムとしてはじつに3年ぶり、『末日版No Where』と『明日版Now Here』の2バージョンが用意されました。 当初『終末』を意味する『末日版』のみのリリースを予定していましたが、それではあまりにも買うひとが気の毒すぎるということで、曲順を変更し希望を持たせた『明日版』もリリースすることになったのだそうです。
『世界の終焉』がウワサされた2011年…、けっきょく予言はハズれ『末日(終末)』は訪れませんでしたが、言いかえればそれは皆が第二の人生を手に入れたのと同じことなのではないか…アルバムタイトルにはそんな意味が込められています。
ここ数年来、中国では四川大地震、日本では昨年3月11日に東日本大震災、そして原発事故…それ以外にも世界中でさまざまな自然災害が起こっています。 五月天自身は世界が終わるなどとは考えていませんが、『末日』と『平日』はたったひと文字違っただけで、まったく逆の世界となってしまう…。 背中合わせに存在するその危うさに彼らは思いを馳せたようです。

蔡健雅(ターニャ・チュア)も2006年と2008年、二度女性シンガー賞に輝いている大物中の大物です。 『說到愛』は2009年の『若你碰到他』以来2年ぶりとなるアルバムで、全編英語詞の『Just Say So』も同時リリースして待ちわびていたファンを狂喜させました。 また昨年は他アーティストへの楽曲提供やプロデュース業も充実、今回金曲奬にノミネートされている蕭敬騰(ジャム・シャオ)や那英(ナー・イン)のアルバムにも参加をしています。 もちろん『說到愛』も彼女自身がプロデュースした作品で、今回も最優秀アルバムプロデューサー部門の候補に選ばれています。 そちらのほうは2008年に一度受賞をしていますが、アルバム賞はこれまでノミネートはされているものの受賞には至っていません。

台湾のラッパー・大支(Dog-G)は台北市立体育学院の出身。 柔道選手を目指していましたが、怪我でその夢をあきらめざるを得なくなり、指導者の道も放棄して音楽の世界に入ったという異色の経歴の持ち主です。 2009年、八八水害被害者支援CDをリリースするなどチャリティー活動に積極的な一方、大陸に迎合する現在の政治に対しては辛辣で、馬英九政権を批判する替え歌を歌ったりもしています。
今回ノミネートされた『人』は、2002年のデビュー作『舌燦蓮花』以来となる個人アルバムで、盟友MC HotDogや蛋堡(Soft Lipa)、新人賞にノミネートされている吳南穎(フィオナ・ウー)も参加した作品です。 また、ダライ・ラマが唱えるマントラをフィーチャーしたことでも話題を呼びました。 中華音樂人交流協會による『2011年度十大優良專輯』に選ばれています。

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今回の金曲奬で最もわからなかったのが、このアルバム賞です。
五月天は当然あると思った。 田馥甄(ティエン・フージェン)も2年連続のノミネートはあるかもしれないと思っていた。 大支はたぶん、昨年蛋堡がいた枠でのノミネートだろう…他の音楽賞の影響もあったかもしれない。
わからないのは林宥嘉(ヨガ・リン)と魏如萱(Waa)、そして蔡健雅。 たしかにこの3枚はノミネートされてもおかしくない素晴らしい出来で、とくに魏如萱が選ばれていたのは素直に嬉しかったのですけど…、だからと言って重複ノミネートされるほど他の作品との間に圧倒的な差があったのか…。 林宥嘉(ヨガ・リン)の代わりに蕭敬騰(ジャム・シャオ)ではダメだったのか…、楊宗緯(アスカ・ヤン)は他の部門でも無視されていますが、じゃあどこが彼らよりも劣っていたのか…、もっと言うなら、蔡健雅の枠は周杰倫(ジェイ・チョウ)、陳奕迅(イーソン・チャン)、孫燕姿(ステファニー・スン)、張惠妹(アーメイ)でも差し支えなかったのではないか…など、音楽理論的な良し悪しはわかりませんが、感覚的に納得出来る理由が見つからないなーという印象を持ちました。

その中で選ぶとなると、やはり本命は五月天、 対抗が蔡健雅…ということになるのでしょうか。 単穴は田馥甄にしておきます。

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