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2012年2月 8日 (水曜日)

K歌天后、丁噹。

丁噹(ディンダン)『未来的情人』(2011)

Della DVD付きの2ndバージョン『夏日特典版』がお得…。

1982年生まれ(1983年説もアリ)、中国浙江省嘉興の出身。 英語名はデラ(Della)。 2007年にアルバムデビュー。 情感溢れるバラードが人気で、皆が好んで彼女の歌をカラオケで歌うことから『K歌天后』とも呼ばれている実力派女性シンガーです。
『未来的情人』は昨年1月にリリースされた丁噹の4thオリジナルアルバムで、前作となるカバー&ベスト集(+新歌1曲)『Fu Good 下一站,天后』からは半年、3rd『夜貓』からは1年4ヶ月ぶりとなる作品です。 プロデュースはヒットメーカー・鍾成虎(ジョン・チャンフー)、そして五月天(メイデイ)の石錦航(石頭)、溫尚翊(怪獸)ら所属レーベル・相信音樂(B'in Music)の兄貴分が担当。 楽曲提供には弟分・嚴爵(イェンジュエ)、Magic Power(魔幻力量)らに加え、マレーシアの女性シンガーソングライター・宇珩(ユー・ハン)、南アフリカ生まれで現在はロンドンで活躍しているクリエイター・Pete "Boxsta" Martinも参集している、ロック、ソウル、バラード、ダンスミュージックと彩り豊かなナンバーが揃った作品となっています。 全11曲、昨年7月にはDVD付き(MV7曲収録)の2ndバージョン『夏日特典版』もリリースされた、丁噹快心のヒットアルバムです。

Pete Martin作編曲による台湾地区第五主打歌、『多愛少怪』。 このアルバム11曲目に入っている英語歌『Back Up』が原曲となる。

http://youtu.be/-QRK6BHRnbU

今頃、丁噹です…^^;。
これもちょっと寝かせてた記事ですが、そろそろ出たがっていたのでw。

僕はこのアルバム、今年の金曲獎に絡んでくるのではないか…と思ってるのです。 当たったことはないですけどネ^^;。 ただ、そう思う根拠はあって…先日台湾の大手CDショップ『五大唱片』が2011年度華語アルバム売上チャートを発表していたのですが、『未来的情人』が見事19位に喰い込んでいたのですよ。 このアルバムがリリースされたのは昨年の1月21日ですから、ほぼ1年前の作品です。 1月に出た作品でベスト20に入っているのはコレだけで、2月で見れば8位に入っているSuper Junior-Mの『太完美』はまあ論外として、あとは1位になった羅志祥(ショウ・ルオ)の『獨一無二(平價版)』のみです。 いかに1年間コンスタントに売れ続けたかという証しでもあります。
個人的な願望ですが…アルバム賞は楊宗緯(アスカ・ヤン)の『原色』で決まりだと思っているので、最優秀国語女性シンガー賞あたりがいいかなと。 ライバルは田馥甄(ティエン・フージェン)、楊丞琳(レイニー・ヤン)、A-Lin、郁可唯(イーサ・ユー)といったところでしょうか…。 孫燕姿(ステファニー・スン)も売れましたがけっこう瞬間的だった気もしますし、今回は蔡健雅(ターニャ・チュア)、張惠妹(アーメイ)らベテラン勢には控えてもらって、若手にチャンスを回してほしいかな(正直なところHebeではないかと思っています…)。 ちょっと気が早すぎですねww。

丁噹は今年新作のリリースを予定しているようで、これも金曲獎前にド~ンと出してくるんじゃないかと予想してるんですけど、どうでしょうw。

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彼女の本名は吳嫻。 『丁噹(ディンダン)』は芸名です。 由来について真偽は定かではありませんが彼女の友人が聞いたところでは、丁噹は日本の漫画『哆啦A夢(ドラえもん)』が大好きで、初期翻訳版の中文タイトル『小叮噹(Xiao dingdang)』から取ったとのこと。 当初は『叮噹』表記にしていましたが、『“叮”の字の“口”は災いを呼ぶ』との占い師のお告げで現在の『丁噹』に収まったのだそうですw。
こうしたエピソードを聞けばちょっとホノボノしてしまうところですが、彼女のここに至るまでの道のりを知るとなかなか苦労しているようで…ちょっと涙が出てしまいました。

高校卒業後の1999年、丁噹はリュックサック1つを背負い、歌手になる夢を求めて家を出ました。 両親は彼女が幼い頃に離婚していて、そのことには深く傷ついていたようです。
丁噹は故郷を飛び出した後、湖州、寧波の歌謡パブなど歌える場所を探して転々としました。 でもまだ高校を出て間もない少女なのです。 化粧の仕方も知らず正装をしたこともない彼女は、それだけでオーディションの舞台から下ろされたこともあったそうです。
今あの頃を振り返るとただ暗く、悲しかったと彼女は言います。 だいたい1、2ヶ月で別の地方に移動する…。 大きなリュックとトランクを持って駅に向かう…。 雨空の下で、誰でもいい、助けてほしい…そう願ったこともあった、と。
2年後、丁噹はようやく落ち着いて働ける場所…杭州の世界貿易センターにあるパブでの仕事を得ます。 毎晩8時30分から翌朝の2時まで…化粧をし、衣装を着て舞台に上がっていたそうです。

3rd『夜貓』から、ジ~ンと沁みる『你為什麼說謊』。 ドラマ『下一站,幸福』の挿入歌に使われたようです。

http://youtu.be/aYSvA_SR90g

こうして家を飛び出して6年ほどが経った2005年…、まったくの偶然でした。 たまたま友人が北京駐在の台湾滾石唱片(Rock Record)の上層部の人間を連れて店を訪れ、突然に道が開かれたのです。 ある記事には“8秒聴いただけで…”との記述もありましたが、それが大げさな表現であったとしても彼女のこれまでの辛酸苦楽は、この一つの偶然で一気に報われることになったのでした。 何度か歌を聴いて潜在能力ありと判断した滾石唱片は彼女と契約をします。 ただ残念なことにその後の滾石唱片側の改組により、この契約ではアルバムリリースまでに至りませんでした。 彼女の身柄は06年に滾石唱片CSO・陳勇志と五月天が新たに創立したレーベル・相信音樂へと引き継がれることになります。
結局1stアルバム『離家出走』がリリースされたのは2007年…さらに年月がかかったわけですが、これはけっして無駄な時間ではありませんでした。 この間丁噹は自分を磨きながら、五月天や梁靜茹(フィッシュ・レオン)、品冠(ビクター・ウォン)らレーベル所属アーティストの妹分として大切に育てられていたようです。 06年には大陸ドラマ『神雕俠侶』の挿入歌『雙飛』を主演の黃曉明(ホヮン・シャオミン)とデュエット。 また、映画『盛夏光年』の挿入歌『明白』を歌い、彼女はいったい何者だ、と注目を集めました。 そしてリリースしたデビュー作『離家出走(家を出て)』はそのタイトルどおり、彼女のストーリーそのものです。 スタッフは笑って言いました。 長い間家を離れていた丁噹にとって、これは『回家(家に帰る)』だ…と。

4th『未来的情人』から、『很愛過』。 MVは昨年3月に『Legacy Taipei 傳』行われた『一半冷血一半熱情』ライブの映像を使ってるみたい。 やっぱり、ジ~ン…。

http://youtu.be/oGx9VeYOOX4

中学(嘉善四中)時代…当時彼女を受け持った音楽の先生によれば、丁噹は読書と流行歌を歌うのが好きで、とくに音楽表現の才能豊かな少女だったそうですが、テレビで奔放な活躍を魅せる丁噹が当時自分が教えた少女・吳嫻だとは、今でもにわかには信じられないといいます。 でも歌声を聴けば、間違いなく歌うのが大好きだったあの少女だとわかる。 年月を経た今でも、すぐにその少女の姿を思い出す、と感激して語っています。 そして、見た目はたしかに大人になっていますが、意志の強そうな眉はその頃と変わっていない、とも。

2008年には2nd『我愛上的』、09年に3rd『夜貓』、2010年のベスト盤『Fu Good 下一站,天后』を挿んで昨年は4th『未来的情人』をリリース。 デビュー前の苦労が信じられないくらい順調な音楽人生を、ディンダンは今歩いているようです。

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日本でも放映された大陸ドラマ『神雕俠侶』の挿入歌、『雙飛』

http://youtu.be/lhk4_wNOmZM

映画『盛夏光年』の挿入歌、『明白』。 カラオケ用のMVしか見つからないや…。
映画のサントラのほか1st『離家出走』、『Fu Good 下一站,天后』にも収録。

http://youtu.be/86HQdctyKHk

作詞作曲をした王美蓮(Lotus)は5人組バンド『火星人』のリードヴォーカルを務める紅一点です。 ドラマ主題歌や、張惠妹、孫燕姿、S.H.E、梁靜茹、任賢齊(リッチー・レン)、蔡健雅、そして今は亡き阿桑(アーサン)なと、多数のアーティストに楽曲提供しているクリエイターでもあります。

五月天・阿信とのデュエット曲『花火』。 3rd『夜貓』の収録曲。

http://youtu.be/01T6rQVIdss

昨年末から今年1月にかけて台湾で放送されたドラマ『真心請按兩次鈴』の主題歌、『偷偷的愛』。 嚴爵とのデュエット。 新作に入るのかな?

http://youtu.be/J4RxtwBX36U

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