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2011年11月18日 (金曜日)

天使にキスされたような歌声、王菀之。

王菀之(ワンワンヂー)『The Songbird Anthology』(2011)

Photo 衝撃の布張りデジパック・ジャケット!

1979年香港生まれ、英語名はイヴァナ・ウォン(Ivana Wong)。 2005年デビュー。 『天使にキスされたような…』と称される、暖かく透明感ある歌声が魅力の実力派人気女性シンガーソングライターです。
イヴァナは今月01日、EP等含めデビュー以来10作目となる、新歌3曲+ベスト集『The Songbird Anthology』(華納唱片)をリリースしました(香港盤)。 15曲入りCD×2枚にDVD1枚(MV16曲入り)がセットになった3枚組! 歌声や楽曲はもちろんステキですが、ちょっと迷宮に誘われてしまったような…不思議な感覚を覚えるMVも印象的です。

今年5月にリリースしたEP『Cinema Of Love』の収録曲、『柳暗花明』。

http://youtu.be/Dr5aTREyTcU

『鑽石(ダイヤモンド)級創作才女』とも呼ばれているイヴァナ・ウォンは、香港四大天王・張學友(ジャッキー・チュン)や劉德華(アンディ・ラウ)、鄭秀文(サミー・チェン)、蔡依林(ジョリン・ツァイ)、劉若英(レネ・リウ)、陳慧琳(ケリー・チャン)、梁詠琪(ジジ・リョン)などの有名どころへも多数楽曲を提供しています。 また、香港出身で同期の女性シンガー・謝安琪(ケイ・ツェ)とは公私ともに親交が深く、同じく同期デビューのケイの旦那さん・張繼聰(ルイス・チョン)、方大同(カリル・フォン)、張敬軒(ヒンズ・チャン)らとともに、『香港唱作四小強』の一人にも名を連ねています。

* * * * * *

イヴァナの本名は愛之(Ài zhī)…ですが、発音が『愛滋(AIDS)』と同音であることを気にした彼女の母親が、のちに『菀之』に改名したとのこと。 両親ともにアマチュアのオペラ歌手だったこともあり、小さなころからクラシック音楽やピアノに親しんではいましたが、イヴァナ自身、自分が将来ポップス歌手になるとはまったく考えていなかったようです。 カナダ大学に留学中だった2000年、いきさつはよくわかりませんが、香港の作家協会(CASH)が開催したポップス創作コンテストに出場し優勝。 レコード会社各社から誘いを受けるのですが、経済学の学士学位取得を優先するとのことでそれを断っています。 ただ、その大会をキッカケに気持ちに変化があったらしく、カナダに戻ったあと音楽の勉強も本格的に始めています。 もっともそのときは1科目単位が足らず卒業を逃してしまい、経済的な理由もあって留年することを断念。 香港に帰り、クリエイターとして音楽業界の裏方で働く道を選んだのでした。

今作の新歌3曲のうちの1曲、『末日』。

http://youtu.be/UvyZe2dpshU

香港へ戻ったイヴァナはすぐに頭角を現します。 じつは彼女がまだ大学に在学中、その才能を気に入った香港四大天王の一人・張學友(ジャッキー・チュン)は、01年リリースのアルバム『熱』に彼女の楽曲『我真的受傷了』をすでに採用していました(04年にはコンサートでデュエットもしています)。 03年には香港の実力派女性シンガー・鄭秀文(サミー・チェン)のアルバム『美麗的誤會』に『戀上你的床』を、05年には当時新進女性シンガーだった薛凱琪(フィオナ・シット)のアルバム『Funny Girl』に『小黑與我』を楽曲提供するなど、もう裏方で収まりきる才能でないことは明白、レーベル各社も手ぐすねを引いて待っている状態でした。
05年5月、自身の名をタイトルとした広東語EP『Ivana』(環球唱片)で本格デビュー。 このEPには標準中国語(華語)でセルフカバーした『我真的受傷了』も収録されています。 デビュー作『Ivana』と、同年11月にリリースした初フルアルバム『I Love My Name』は香港や大陸だけでなく、カナダなどでも話題を呼び大ヒット。 この年獲得した賞の数は、少なくとも23はあると言われています。

これもEP『Cinema Of Love』からの1曲、『最好的』。 『シネマ』をモチーフにしたコンセプトEPだったので、MVもソレ風の凝ったつくりになっています。 今作にはこのEPから5曲がチョイスされています。

http://youtu.be/Y98x6TkSX9c

香港出身ということで作品の多くは広東語がメインですが、07年にリリースした自身初のオール華語アルバム『王菀之Ivana首張國語創作專輯』(種子音樂)は、青峰(チンフォン)ら蘇打綠(ソーダグリーン)の制作協力もあって彼らの色が濃く出た作品となっています。 台湾で先行リリースするなど台湾マーケットへの本格進出も匂わせましたが、それ以降は再び広東語メインの作品に戻っていますね。

MV含め全46曲というボリューム!
これは寒く長い冬の夜にドップリと楽しめそうです。

* * * * * *

新歌、『水百合』。
MVがヤバイ…ゾッとした…。 怖…。

http://youtu.be/eiD81C6JUKU

…かと思えば、こんな暖かい歌もある。
新歌、『下次愛你』。

http://youtu.be/Ysg-L618CMk

『Cinema Of Love』から、『安妮·法蘭克(アンネ・フランク)』。

http://youtu.be/GQECiNodJo4

洋楽ならKate Bush、TW-POPなら許哲珮が僕のストライクゾーン。
だからイヴァナ・ウォンもストライク…。
香港メインのC-POPアーティストだけど…もうしょうがない^^。

* * * * * *

コメント

ashさん、こんにちは~。
今度は香港ですか~、うらやましー。(゚ー゚;

んん~、お薦め出来ればと思ったのですが~
香港、大陸のアーティストはほとんど知らないのです~。(;´д`)トホホ…
でもいま推すなら、盧凱彤(エレン・ルー)でしょうか。
2002年にティーンズデュオ・at17でデビューして、昨年ソロアルバム『掀起』をリリースしてます。
作詞・作曲・編曲、ギタリストとしても一流の女の子ですヨ。
台湾で本格デビューしてほしいんですけどねー。
あと、泳兒(ヴィンシー)とか謝安琪(ケイ・ツェ)も好みです。
Peggyとはタイプが違いますけど、みんな個性的ですねー。

あ、香港ということであれば、まだアルバムデビューはしていませんが、
Robynn & Kendyは要注目だと^^。

投稿: sasanoji | 2012年4月22日 (日) 12時59分

sasanojiさん、
ashです、
5月の初めに香港に行ってまいります。
お薦めのアーティストおりましたら教えてください。
CD探してこようと思います。
僕もペギーやイヴォナ・ウォンストライクなんです!!

投稿: ash | 2012年4月22日 (日) 10時42分

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コメント

ハッピーしんちゃんさん、こんにちは。
コメントありがとうございます!

僕も詳しくないのですよ~。 勉強しながら書いているのです~。
中国語記事をGoogle"超"訳して、意味がわかりそうなところだけをつなぎあわせています。(笑)
自分なりの脚色も過剰添加してありますので、記事の信頼度は…。(;´▽`A``
間違えているところ、情報などありましたら、ぜひお教えくださいませ。

台湾で活躍している最近のアーチストをメインに聴いているので、香港や大陸のアーチストはほとんど出てきませんが、これからもビビッとくる作品、アーチストに出会えたらとり上げてみたいと思っています。
今後ともよろしくお願いいたします。o(_ _)oペコッ

はじめてコメントいたします。C-POP勉強しております。
詳しく書かれてあり、勉強になります。これから、ちょくちょく
お邪魔すると共に、私のブログにもリンクはらせていただきたいと思います。イヴァナ・ウォンを調べていて、貴兄のブログにきました。
香港の歌手は疎くて・・・

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