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2011年9月 6日 (火曜日)

梁文音、『福井県ブランド大使』に任命。

梁文音(リャンウェンイン)『情人×知己。』[音為愛典藏盤](2011)

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1987年台湾生まれ、英語名はレイチェル・リャン(Rachel Liang)。 台湾の原住民族であるルカイ族とタイヤル族のハーフです。 アルバムデビューは08年。 同年公開の台湾映画『海角七號』に小島友子役(60年前の)で出演し、女優としても活躍中の人気若手女性シンガーです。
『情人×知己。』は今年4月にリリースされた、前作『愛,一直存在』からは1年5ヶ月ぶりとなる3枚目のアルバムです。 『預購版』には『情人版』と『知己版』の2バージョンがあります。 曲目、曲順等は一緒ですが、『知己版』のほうは日本をイメージしたジャケット写真(駅のホーム? 憂いを含んだ彼女の表情がいいのです)となっており、特典として『福井県ガイドブック』が付いていたようです。
本作もこれまでの作品と同様、彼女のイメージである癒し、ホッとする優しさ、暖かさをコンセプトに、F.I.R.の阿沁(Real)、五月天(メイデイ)の瑪莎(マサ)、葛大為(グォ・ダーウェイ)、劉若英(レネ・リウ)ら人気作家陣が集結し、ほんわかと和む、ポップでキュートなアルバムに仕上がっています。 ちょっとだけしっとりと大人になった印象かな。 ちょっとだけね^^。
7月に発売されたこの『音為愛典藏盤』は、MV5曲とそのメイキングを収めたDVD付きの2ndエディション。 曲目は同じ、全10曲の2枚組です。

1曲目、アルバムタイトルソング『情人知己』。

http://youtu.be/3RNpQqhxBbE

万葉集の一節が印象的な『情人知己』のMVですが、ご覧いただいてわかるとおり、撮影は日本の福井で行なわれました。 国境を跨いだ遠距離恋愛がテーマの、ジ~ンと心に沁みる暖かい作品となっていますね。 そしてMVの最後、彼女から東日本大震災で被災した方々へのメッセージ・テロップも入っています。 このアルバムが震災直後にリリースされたということもありますが、じつはレイチェル・リャンは3月11日、震災が発生したその日、日本にいたのです。
3月9日、レイチェルはこのMV撮影のため3日間の予定で福井入りしました。 そして最終日、東日本大震災が発生したのです。 彼女はあの大混乱の中での日本人スタッフらによる冷静な対応、手助けに感謝しました。
でも芦原温泉郷で『美人の湯』を初体験したり、電車の中で出会った男子高校生たちと記念写真を撮ったりと、楽しい思い出もたくさん作って帰ったみたいですよ。 台北にある石川県の温泉旅館『加賀屋』で行なった新曲発表会ではその和風の雰囲気にふれて、福井への想いをまた募らせていたようです。 レイチェル・リャンは『福井県ブランド大使』にも任命されています。

* * * * * *

レイチェル・リャンは19歳の頃、アイドル養成バラエティ番組『我愛黑澀會(I Love Blackie)』に『巴冷(パーロン)』というニックネームで出演していました。 『巴冷』は、ルカイ族に伝わる物語・百步蛇王に嫁いだという少女の名前から。 この番組には当時『超級星光大道』第1シーズンで大人気となっていた楊宗緯(アスカ・ヤン)もゲストで登場し、レイチェル・リャンと対戦しています。 また彼女自身も『超級星光大道』第1シーズンの第20ステージ…アスカ・ヤンがリマッチの末、蕭敬騰(ジャム・シャオ)に勝利した回、道場破り(PK戦)の挑戦者として出場し、対戦相手となった潘裕文(ピーター・パン)を下すなど、その才能には審査員らも早くから注目していました。
そして07年7月からスタートした『超級星光大道』第2シーズンに出場。 期待通りの歌唱力で勝ち進み、最後わずかに及ばず2位となってしまいましたが、翌年には環球唱片(Universal Music)と契約し、1stアルバム『愛的詩篇』でとんとん拍子にデビューを飾ります。 このアルバムは台湾、中国大陸、マレーシア、シンガポールなどアジア地域で大ヒット。 台湾の本家金曲獎新人賞は惜しくも逃したものの、なんとシンガポールの金曲獎では、新人賞ではなく、居並ぶ先輩らを抑え堂々の『最優秀女性シンガー賞』受賞となりました。 また08年は映画『海角七號』にも出演、彼女が歌ったエンディング曲『風光明媚』とともに注目を浴びました。 翌09年にリリースした2nd『愛,一直存在』も続いて大ヒットし、デビュー以来順風満帆…かといって少しも肩肘張っていない、いつもふんわりと明るいレイチェル・リャンなのです。

2曲目『一百萬種親吻』。 ドラマ『拜金女王』のエンディング、阿沁の作曲。

http://youtu.be/MEb4Vm7In7M

でもそんな彼女にも、影の部分はあるのですね。 写真やMVで見る明るい表情からは想像出来ませんが、レイチェル・リャンはTVに出るようになるまでずっと、孤児院で育ちました。 彼女は13歳のとき、弟と一緒にキリスト教系の孤児院『六龜山地育幼院』に引き取られました。 母親は彼女が小さな頃に酒浸りとなり、父親については詳しくは出てきていませんが、ともに早くに離別、あるいは死別しているようです。 レイチェルは昨年、TV番組『誰來晚餐3』の撮影で桃園少年之家(ユースホーム)を訪れた際その頃のことを思い出して、当時は母親への恨みがいっぱいで、それを捨てることが出来なかったと、涙を流しました。 孤児院の生活にも馴染めず、一刻も早く逃げ出すことばかりを考えていたといいます。 そんな彼女もやがて信仰とともに心を開き、周囲からの愛を受け入れるようになりました。 歌うことに目覚めたのです。
レイチェルは今、子供の頃に受けたたくさんの親切な人たちからの助けや信仰を胸に、自分もそうした影響を与えられる人になろうと志しているようです。

6曲目『孩子』。 『子供』という意味です。

http://youtu.be/oIMqFx-m3Bk

さてレイチェル・リャン、二度目の登場でした。 ホントはもっと早く出したかった~。 『情人×知己。』発売後、HMVでは『知己版<預購版>』がまだラインナップされていたので注文したところ、さんざん、さんざ~ん待たされたあげく『入手困難』(現在は廃盤)とのメールが…。 そうこうしているうちに2ndエディションが出たのでそちらを購入しましたが…。 C-POPでは売り上げが良かったりすると、あとでオマケ付きの別バージョンが追加リリースされることがよくあります。 しかもたいていの場合はそちらのほうがリーズナブルなので買いどきがムズカシイ…。 今回は結果的に得をしました^^。

TW-POPを買って、台湾に感謝! 『情人版<預購版>』はまだHMVにあるみたいだけど…。

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