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2011年6月 2日 (木曜日)

心休まる場所ならどこだって第二の家、謝安琪。

謝安琪(シエアンチー)『第二個家』(2010)

Download DVD付き。

1977年生まれ、香港出身の人気女性シンガーです。 英語名はケイ・ツェ(Kay Tse)。 このアルバムは2010年11月05日、香港・マカオを含む中国大陸よりも5日早く、先に台湾でリリースされました。 それまで7枚の広東語アルバムを出していますが、この『第二個家』は彼女にとって初めての、標準中国語(華語)作品となります。 楽曲は彼女を見出した恩人・周博賢(エイドリアン・チョウ)や、同期デビューで交流も深いソウルシンガー・方大同(カリル・フォン)ら香港勢、徐子崴&徐子淳の大陸アーティストのほかに以前取り上げた新進女性シンガーソングライター・徐佳瑩(ララ・スー)、人気グループ・蘇打緑(ソーダグリーン)のヴォーカル・呉青峰(ウー・チンフォン)、男女2人組ユニット・深白色(ディープホワイト)など台湾の人気アーティストらからも提供を受けており、台湾マーケットを主眼に置いて制作された作品となっているようです。 曲調はバラエティに富んでいますが、家庭、あるいは仕事であれ、今を生きる女性たちのリアルな心情を描いた10曲が収められたアルバムです。

YouTubeではアクセス数が100万回を超えた、1曲目『脆弱』。

http://youtu.be/BXj7vu_4F1c

耳に優しい声ですね…聴いていて濁った感じがまったくしない。 シンガーとしての素地の良さが素直に表出している印象です。 シンガポール出身の歌姫・孫燕姿(ステファニー・スン)の歌声に似ているという話もあるそうですが、どうでしょう…孫燕姿の最新作『是時候』の音と比べると、、、似てないかなぁ…^^;。 今度、彼女もピックアップしてみますネ。

* * * * * *

謝安琪は音楽好きの家族の中で育ちました。 外国の歌が大好きなお母さんと叔母さん、叔父さんも日本の研究をしていたので、それら外の音楽に触れる機会には恵まれていました。 ピアノは6歳から学び始め、05年に大学を卒業しますが、その間一時ピアノ講師や英語の代理教員をしていたこともあったようです。
デビューのキッカケは、彼女がまだ大学生だった頃…大学主催の歌唱コンテストに出場し孫燕姿(ステファニー・スン)の『相信』を歌ったのですが、これがそのとき審査員を務めていた香港の大物プロデューサー・周博賢(エイドリアン・チョウ)に高い評価を受けたのです。
すぐに彼女は香港レーベル・Ban Ban Musicと契約し、まだ大学在学中だった05年1月、シングル『姿色份子』をリリース。 同年5月に1stアルバム『Kay One』でデビューしました。 当時まだ新人でマスコミにも知られておらず、まったく無名の謝安琪でしたが、地元香港の若者を対象としたFM局に注目され、このアルバムから6曲がチャートイン。 優れた新人として一気に評価されることとなります。 この2005年という年はとくに傑出した新人が多く現れた年で、謝安琪のほかにも彼女の中学時代の幼なじみで現在旦那さんでもある張繼聰(ルイス・チョン)や、公私ともに親交の深い王菀之(イヴァナ・ウォン)、本作に楽曲提供している方大同(カリル・フォン)も彼女と同期デビューです。

9曲目『蘭花指』は、現代中国一の『男旦(女形)』である李玉剛(ユゥガン・リー)との、まさに奇跡のような時間が紡ぎ出されたデュエット。 YouTubeのコメントには『典雅柔美,超越時間…』とありましたが、ホントにこれは『名曲』というより『名品』と呼びたいMVです。 3分48秒が一瞬に過ぎてゆきます…。

http://youtu.be/i1QmG1PSKCo

この歌の作詞は徐子淳、作曲は徐子崴。 お二方とも大陸の若手アーティストで、YouTubeにはこのコンビの曲がたくさんUPされています。 やはり大陸的な雰囲気で聴かせるものが多いですね。 曲名になっている『蘭花指』とは京劇の所作のひとつで、女性のしなやかで美しい姿を表現する指先の形のこと。 蘭の花の形に似ているので、中国語ではそう呼ばれているそうです。

さて、06年6月には2nd『Ksus2』もリリースし順調な歌手人生を歩み始めていた謝安琪ですが、同年11月27日、『未婚の母事件』が発生ww! お相手はもちろん幼なじみの張繼聰w。 07年1月、3rd『The First Day』をリリースした2日後に二人は結婚式を挙げ、そのまま彼女は出産休暇に入ります。 半年後、無事『3,856克重的巨型男嬰』が誕生し休養を終えた謝安琪は、同年12月に新曲+ベスト集『3/8』をリリース。 その後もコンスタントにヒット作を連発し続け、2010年にはNGO『国際青年会議所』の香港支部が毎年発表している『香港十大傑出青年』の一人にも選ばれています。

今まで母語である広東語にこだわってきた彼女が華語1stアルバムのタイトルに『第二個家(セカンド・ホーム)』とつけたのには、デビュー以来の、自身の心境の変化もあったそう。 心休める場所さえ探し出せば、世界中どこにいても家にいるのと同じ。 常に芸能人を困らせようと、わざと敏感な話題を出したりする香港のマスコミに対しても、『今はもうそんなにプレッシャーを感じなくなった』と語っているそうです^^。

3曲目『再見』は青峰(チンフォン)の作曲。

http://youtu.be/6hGJHebovpk

HMVにラインナップされているのは香港盤ですねー。 ボーナストラックが2曲入って全12曲になってます。 DVD付きです。
できれば台湾盤がいいんだけど…でもどうしても、となったら香港盤でもぉ…。

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